2020年07月11日
『 免疫力(めんえきりょく)も上がってついでに痩(や)せられる!食事ルール6 』
またまたECナビからの記事より添付(てんぷ)します(⌒∇⌒)
健康と美は密接(みっせつ)な関係にあります。
最近の注目ワード"免疫力(めんえきりょく)"には健康を維持(いじ)するだけでなく、適正(てきせい)な体重に戻(もど)す力、肌や髪を美しく保つ力もあるんです。
体内のめぐりをよくして、やせやすい体になる食生活の習慣(しゅうかん)をご紹介します。
<教えてくれた人>
石原新菜さん
イシハラクリニック副院長。
父、石原結實氏のクリニックで漢方や食事療法などにより治療に当たる。
女性ならではの解説でテレビ出演や講演活動も行う。
著書に『体は冷えるから太る』(青萌堂)など。
『 体温を1℃上げると免疫力(めんえきりょく)30%アップ!代謝(たいしゃ)も上がり自然とやせる体に
』
免疫(めんえき)とは、侵入(しんにゅう)しようとする病原体(びょうげんたい)を排除(はいじょ)したり、すでに出ている症状(しょうじょう)を改善(かいぜん)したりする、体内のパワフルな機能(きのう)。
免疫力は体温が1℃上がれば30%上がり、35℃台の低体温になるとがんのリスクが高まると言われています。
「だから体を温めて体温を上げ、免疫力を高めることが大事。
体温が上がると基礎代謝(きそたいしゃ)も上がり、やせやすい体になるんですよ」と石原さん。
代謝が上がれば老廃物(ろうはいぶつ)を排出(はいしゅつ)する力もアップ。
きれいにやせる近道は"体温上げ"にありました。
<ついでやせの仕組み>
体温を上げる→免疫力と代謝がアップ!→ついでにやせる
『 食事で免疫力を上げる 』
免疫力アップに直結するのは日々の食生活。
食べた物が自分をつくる!という意識で、体温を上げる食材を積極的(せっきょくてきに)にとって。
『 免疫力が上がる食生活3カ条 』
(1)腹七分目を心がける
白血球の本来の役目は細菌(さいきん)をやっつけること。
しかし食べすぎると血中の老廃物(ろうはいぶつ)が増え、白血球の力をその処理(しょり)に費(つい)やすことに。
免疫力を上げるには、まず腹七分目を心がけて。
(2)腸内環境(ちょうないかんきょう)を整える
体内の免疫細胞(めんえきさいぼう)の60%が集中している腸内に善玉菌を増やすことも大切です。
そのため積極的にとりたいのが食物繊維(しょくもつせんい)と発酵(はっこう)食品と酢に含まれる酢酸菌。これらは便秘(べんぴ)にも効果的。
(3)温め食材で血流アップ
体を温めて免疫力を上げるためには、陽性食品といわれる温め食材をたっぷりとって。
しょうが、ねぎ、みょうがなどの薬味(やくみ)も抗菌力(こうきんりょく)が高く、血流(けつりゅう)を良くしてくれます。
『 ルール1 「体を温める食べ物」で血流も代謝もアップ
』
「主(おも)に白くて柔らかいのが特徴の"陰性食品"は体を冷やし、濃(こ)いめの色が特徴の"陽性食品"は体を温めます。
暑い夏でも陰性食品に偏らないよう注意を」。
また冷たい飲み物ばかりガブ飲みするのもNG。
冷房のきいた室内では常温か温かい飲み物を選び、体を冷やさないように。
『 体を「温める食べ物(陽性食品)」と「冷やす食べ物(陰性食品)」一覧表
』
【陽性食品】
チーズ
玄米、黒パン、そば
根菜(玉ねぎ、にんじんなど)
赤身の肉、魚介類
りんご、さくらんぼ、ぶどう
納豆、小豆、黒豆
紅茶、ココア、ウーロン茶
黒ビール、赤ワイン、いも焼酎
塩、みそ、しょうゆ
黒ごま
黒砂糖
和菓子
【陰性食品】
牛乳、バター
白米、白パン、うどん、そうめん
葉もの野菜、きゅうり、トマト
脂身の多い肉
バナナ、みかん、パイナップル
大豆、豆乳、豆腐
緑茶、コーヒー
ビール、白ワイン、ウィスキー
マヨネーズ
白ごま
白砂糖
洋菓子
( 蛇足 : 漢方の食事料理では、【陰性食品】も熱を加えることによって中性になると考えられています。
例えば、陰性食品である大根は、大根おろしですと陰性(からだをひやす)ですが、味噌汁(みそしる)に入れるとか、みぞれ鍋のように大根おろしを鍋の中で熱を加えることによって中性になりますよ。
)
『 ルール2 朝食はがっつり食べないほうが体によい 』
食べすぎは免疫力ダウンのもと!
3食がっつり食べると体に負担(ふたん)がかかるので、朝は固形物を控(ひか)えめにするのがおすすめ。
「夜~昼の約18時間食べないことで、血中老廃物(けっちゅうろうはいぶつ)がエネルギーに変わり"代謝(たいしゃ)のよい体"になります」。
『 石原さんおすすめの免疫アップ朝食 』
「にんじん&りんごジュース」
石原さん一家が常温で毎朝飲んでいるのがこれ。
腸内(ちょうない)の老廃物(ろうはいぶつ)を排出(はいしゅつ)する力がアップし、肌がきれいになり、病気とも無縁(むえん)だそう。
(1)にんじん2本とりんご1個をよく洗い、丸ごとジューサーに。
(2)できたジュースをかむようにゆっくり飲む。
すりおろしたしょうがを入れてもOK。
『 ルール3 お酢"ちょいたし"ヨーグルトは免疫力2倍アップの効果が ※ 』
酢酸菌と乳酸菌を一緒にとるとアレルギーの抑制効果が約2倍になり、美肌効果も!
「ヨーグルト100gに黒酢やバルサミコ酢など色の濃(こ)いお酢を小さじ1程度(ていど)たすのがおすすめ。
酢のものと一緒にキムチや榨菜(ザーサイ)を食べるのも◎」。
※キユーピー酢酸菌研究室のデータによる。
『 ルール4 : 1日2杯のみそ汁は抗がん作用も 』
「みそ汁を1日2杯以上飲む人はまったく飲まない人に比べ、乳がんの発症率(はしょうりつ)が約半分というデータも。
がん予防の面からも1日2杯以上飲むことをおすすめします」。
なめこなど、きのこ類を具にすればさらに免疫力(めんえきりょく)アップ。
『 ルール5 : 薬味の力でいつもの食事も免疫力が上がるレシピに 』
「そうめんや冷ややっこなど体を冷やす陰性食品を食べる機会の多い夏こそ、しょうがやねぎ、みょうが、わさびなど体を温める薬味をたっぷり入れて食べて」。
温かい紅茶におろししょうがを加えて飲むのもおすすめです。
『 ルール6 : 根菜ときのこをたっぷり食べれば、健康も美貌も手に入る 』
根菜に含まれるビタミンとポリフェノールには、粘膜(ねんまく)を修復(しゅうふく)し高い抗酸化力(こうさんかりょく=身体を錆(さ)びさせない力)で免疫細胞(めんえきさいぼう)を活性化する働きがあります。
きのこ類には免疫機能(めんえききのう)を強化するビタミンDとβ(べーた)-グルカンがたっぷり。
「きのこは今こそとりたい食材です」。
『 Have
a try! (やってみる) 』
□ 食事は腹七分目を心がけてみる
□ 体を温める食べ物を意識して食べてみる
□ みそ汁を毎日飲むようにしてみる
参照:『サンキュ!』2020年7月号「おうちにいる間に、脱・中年体形」より。
編集/サンキュ!編集部